これまでマーチンゲールと名の付く投資法を何個か紹介してきましたが、今回は3倍マーチンゲール法を紹介します。
マーチンゲール系投資法の特長は、これまでに負けた損失を一気に取り返すマネーシステムという点です。そのメリットを強化しデメリットを克服したのが、今回の3倍マーチンゲール法になります。
3倍マーチンゲール法とは
3倍マーチンゲール法とは、これまでに紹介してきたマーチンゲール系投資法と同じく、負けた損失を一気に取り返し、なおかつ利益を生み出していく投資法です。
マーチンゲール法は、1勝すれば利益が出るため確実に資金を増やしたい人に好まれています。しかし、連敗が続くと賭け金が膨らんでしまう割には、勝っても利益は最初の1単位のみですから、ハイリスクローリターンな賭け方といえます。
そんな弱点を克服し、ノーマルなマーチンゲール法よりも勝った時の利益を大きくなるようアレンジしたのが3倍マーチンゲール法です。
3倍マーチンゲール法とは?
3倍マーチンゲル法は、成功したときの破壊力が大きい攻撃的なマネーシステムですが、その分リスクも大きいため使い方を正しく理解することが必要です。
ここでは、3倍マーチンゲール法の使い方や手順、さらにシミュレーション例を解説します。
3倍マーチンゲール法の使い方と手順
3倍マーチンゲール法は、2倍配当のゲームに使います。最初に1単位あたりの賭け金を決めるのですが、連敗時の賭け金が急激に膨れ上がるため小さくしておくことが重要です。
具体的な手順は以下のような流れになります。
※1単位を1ドルとして説明します。
- 1ゲーム目は1ドルを賭け、勝った場合は負けるまで1ドルを賭け続ける。負けた時点から、3倍マーチンゲール法がスタートする。
- 前ゲームの賭け金(1ドル)x 3 = 3ドルを賭ける。勝った場合は3倍マーチンゲール法が成功。リセットして①に戻り、1ドルを賭ける。
- 負けた場合は、前ゲームの賭け金(3ドル)x 3 = 9ドルを賭ける。勝った場合は3倍マーチンゲール法が成功。リセットして①に戻り、1ドルを賭ける。
- 負けた場合は、前ゲームの賭け金(9ドル)x 3 = 27ドルを賭ける。勝った場合は3倍マーチンゲール法が成功。リセットして①に戻り、1ドルを賭ける。
このように、負けた次のゲームから直前のゲームの賭け金の3倍を賭け続け、勝った時点でリセットします。
通常のマーチンゲール法では、どこで勝っても利益は最初の1単位(この場合は1ドル)ですが、3倍マーチンゲール法は賭け金の大きさに比例して勝った時の利益が大きくなるのが特徴です。
3倍マーチンゲール法のシミュレーション例
以下のルールにしたがって、ルーレットの「赤黒賭け」へ賭けていきます。
- 1単位は1ドル
- 負けるまで1ドルを賭け続ける、負けた次ゲームから3倍マーチンゲール法がスタート
- 勝った時点で賭け金をリセットし、最初へ戻る
まず、1ゲーム目は1ドルを「赤」に賭けます。

結果は「黒の8」だったので、残念ながら負けとなってしまいました。賭けた1ドルは没収されてしまい、累計損益は-1ドルです。
1ゲーム目に負けてしまったため、次の2ゲーム目からは3倍マーチンゲール法を使用していきます。
続いて2ゲーム目にまいります。2ゲーム目では、1ゲーム目に賭けた1ドルの3倍である3ドルを「赤」に賭けます。

結果は「黒の13」だったので、2ゲーム目も負けてしまいました。賭けた3ドルは没収されてしまい、これで累計損益は-4ドルとなります。
これで2連敗となったため、続いての3ゲーム目も3倍マーチンゲール法を使います。
3ゲーム目は、2ゲーム目に賭けた3ドルの3倍である9ドルを「赤」に賭けて勝負します。

結果は「赤の12」だったので、的中です。賭けた9ドルに2倍の配当が付くため、18ドルの勝利金が払い戻されました。
18ドルから賭け金である9ドルを差し引くと、利益は9ドルとなり、これで累計損益は+5ドルとなります。
ゲームを続ける場合は、賭け金をリセットして最初の1ドルに戻ります。
始めは1ドルからスタートしましたが、最終的にはマイナスの損失を一気に回収することに成功し、利益を5ドル残すことに成功しました。
4.3倍マーチンゲール法のメリット
3倍マーチンゲール法のメリットは大きく分けると3つあります。
損失を一気に返せる
3倍マーチンゲール法の最大のメリットは、連敗を重ねた分だけ勝利時の賞金額は上がる点です。下部の表をご覧ください。

ご覧のように、ゲーム数を重ねていくと賭け金も上がっていきますが、勝利時の利益も格段に跳ね上がります。
仮に9ゲーム目まで連敗してしまった場合でも、10ゲーム目で勝利することができれば、結果的には9,842ドルの利益を獲得できます。
この爆発力こそが3倍マーチンゲール法の魅力です。
大金をつかむことができる
仮に1ゲーム目を1ドルでスタートしても、5ゲーム目で勝利すれば41ドルの利益を獲得できます。実に41倍にも利益が跳ね上がっています。
また前述したように、9連敗後に10ゲーム目で勝利できれば、実に9,842倍の9,842ドルもの大金をこの手につかみ取ることが可能です。
ただし、オンラインカジノのゲームではベット額の上限があるため、事前にチェックしておくことが必須です。
リスクが少ない
賭ける金額を3倍にしていく3倍マーチンゲール法では、今抱えている損失は大金をつかむための一時的な損失と捉えることができます。
いずれ返済することができる損失ですので、損失を損失だと思う必要はありません。
もちろん損失額が大きくなればなるほど、精神的な負担も増えてはきますが、いずれ返せると思うと気持ち的には少し楽になります。
3倍マーチンゲール法のデメリット
3倍マーチンゲール法のデメリットは大きく分けると2つあります。
連敗の続きすぎは厳禁
いくら累計損失を一気に取り返せる3倍マーチンゲール法とはいえ、いつかは限界が来てしまいます。

こちらの表にもありますが、5ゲーム目あたりから賭け金が大きくはねあがっていきます。6ゲーム目からは3桁となるため、連敗しても損失が取り返せる投資法ではありますが、そもそも賭けるための資金が不足していては難しいところがあります。あまりに連敗が続いてしまう場合には、賭ける金額が大きくなりすぎてしまうため注意が必要です。
連敗できる数には制限がある
前述したように、オンラインカジノのゲームにはそれぞれ賭け金の最大額と最小額(テーブルリミット)が設定されています。
最低でも賭けなければいけない金額が決まっているのと同じように、最大でもいくらまでしか賭けることができないという金額が決まっているのです。
こちらは1ゲーム目の様子ですが、画像の右下にご注目ください。

赤丸で囲っている部分には、最大の賭け金額であるMAXと最小の賭け金額であるMINの文字があります。
最大の賭け金は500ドル、最小の賭け金は1ドルと設定されています。
つまり、損失が膨らみ取り返そうと思っても、500ドルまでしか賭けることができないというリミットがあることを覚えておきましょう。この設定されている最大賭け金額以上の金額は賭けることができませんのでご注意ください。
3倍マーチンゲール法が使えるゲーム

3倍マーチンゲール法は、2倍配当のゲームに使えます。ルーレットの「赤黒賭け」以外にも、「ハイロー賭け」や「奇数偶数賭け」でも使用できます。
上記のゲームの中で、ブラックジャックはダブルやスプリットがあるので初心者の方は避けておいた方がいいでしょう。
3倍マーチンゲール法のまとめ
今回は、1回の勝ちで大きな利益を得られる3倍マーチンゲール法を紹介してきました。最後に、3倍マーチンゲール法のメリットとデメリットをまとめます。
- 損失を一気に取り返せる
- マーチンゲール法よりも大きな利益を獲得できる
- リスクが少ない
- 連敗が続くと賭け金が大きく跳ね上がる
- 連敗できる数には制限がある
- 2倍配当のゲームにしか使えない

ネットカジノジャパンでは初心者の方でもオンラインカジノを安心して始めることができるよう、おすすめのオンラインカジノサイトをランキング形式で紹介しています。
最新の「ランキングページ」をご覧ください。