ドローポーカーは、数あるポーカーの種類のうちの1つで、自分の手札を一切見せないため『クローズド・ポーカー』とも呼ばれています。
海外ではポーカーと言えば「ホールデム」や「スタッド・ポーカー」が一般的ですが、日本では「ドローポーカー」のほうが普及しています。
このページでは、ドローポーカーの特徴やルール、遊び方を画像付きで分かりやすく解説します。
まずはドローポーカーのやり方がわかったら、このページで紹介する遊べるオンラインカジノを利用して、実際にプレイしてみましょう。
ドローポーカーとは

ドローポーカーで最も一般的なのは「ファイブカード・ドローポーカー」。手札5枚が、相手よりも強い役だったら勝ちです。
自分の手札を相手に見せることがなく、プレイヤー全員で共通して使うコミュニティカードもありません。
リアルカジノやオンラインカジノでは「ホールデム」や「スタッド・ポーカー」が多いのですが、これらは手札の一部を見せることが特徴です。
「ドローポーカー」は手札を一切見せず、相手のカードも一切わからない状態なので、他のポーカーの種類よりも駆け引きが難しくなります。
ドローポーカーのルール

ドローポーカーは、2~8人程度のプレイヤー同士で行います。使用するのはジョーカーを除いた52枚1組のトランプです。
最初に5枚のカードが伏せた状態で配られ、その後カードを交換するなどして、5枚のカードで強い役を作ります。
自分のカードは他のプレイヤーには見えず、他のプレイヤーのカードも見ることはできません。カードを交換する時も同様です。
また、カードを引いた後のベッティングラウンドが重要で、相手よりも強い役を作れているかどうかを予想して、勝負をするかゲームを降りるかを判断します。
すべて相手のカードが見えない状態での駆け引きとなるため、たとえ自分のカードの役が弱くても、心理戦で勝てる可能性もあることが、ドローポーカーならではの魅力です。
- プレイ人数は2~8人程度が一般的(プレイヤー同士で競う)
- 使用するのはジョーカーを除いた52枚1組のトランプ
- 最初に伏せた状態で配られた5枚のカードをもとに、強い役を作る
- カードを引いた後のベッティングラウンドで、勝負するかゲームを降りるか判断する
- 駆け引きが重要で、強い役ではなくても心理戦で勝てる可能性もある
ドローポーカーの役とカードの強さ
ポーカーの役と、カードの強さについて、表にまとめました。
ドローポーカーに限らず、役の強さやカードの強さは他のポーカーにも共通しているので、覚えておくとポーカーの基礎知識として役立ちます。
ドローポーカーの役の強さ
ドローポーカーの役が強い順に、上から表にしてまとめました。
役の名前 | カードの例 | 概要/出現確率 |
ロイヤルストレートフラッシュ | ![]() |
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ストレートフラッシュ | ![]() |
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フォーカード | ![]() |
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フルハウス | ![]() |
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フラッシュ | ![]() |
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ストレート | ![]() |
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スリーカード | ![]() |
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ツーペア | ![]() |
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ワンペア | ![]() |
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ハイカード | ![]() |
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もっとも強い役「ロイヤルストレートフラッシュ」の出現確率0.00015%は、年末ジャンボ宝くじで1億円以上の高額当選になる確率と同じくらいです。
その次に強い「ストレートフラッシュ」の出現確率0.00139%は、年末ジャンボ宝くじで1等組違いが当たる確率と同じくらいで、確率は極めて低いです。
弱い役は相手の出現確率も高いので、強気に勝負するかどうかは戦略次第。また、カードの強さにもよります。
ドローポーカーのカードの強さ

A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2
ポーカーは、カードの数字によって強さが決められています。2が最も弱く、Aが最も強いです。
そのため、相手と同じ役だった場合、数字が強いほうが勝ちとなります。
ドローポーカーで遊ぶ手順と賭け方
ドローポーカーで遊ぶ手順を図解しながら、賭け方も解説します。
まずは、手順を簡単にまとめました。
- テーブルに着席
- アンティを支払う
- ディーラーボタンを置く
- ブラインド(強制ベットをする)
- カードが配られる
- 1回目ベッティングラウンドとアクション
- ドロー(カードを交換する)
- 2回目ベッティングラウンドとアクション
- ショーダウン(カードをオープン)
各ステップごとに内容や賭け方を解説します。
STEP1:テーブルに着席

まず、テーブルに着席します。テーブルごとに「10-20-40」などの表記があり、これらの数字はレートを指します。
例えば「10-20-40」の場合、
- 「10」:アンティ(参加費)
- 「20」:スモールベット→テーブルの最少額で、SB(スモールブラインド)と呼ばれるプレイヤーがベットする金額
- 「40」:ビッグベット→BB(ビッグブラインド)と呼ばれるプレイヤーがベットする金額
となります。
STEP2:アンティを支払う

例として「10-20-40」のテーブルだった場合、アンティ(参加費)は「10」です。
アンティ分のチップをテーブルに置くことで、ドローポーカーに参加できます。
STEP3:ディーラーボタンを置く

プレイヤーにカードを1枚ずつ配り、一番強いカードの人がディーラーボタンを置きます。
もしカードの数字が同じだった場合は、マークの強さで順番を決めます。(下記参照)
数字の強い順
A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2
(数字が同じだった場合)マークの強い順
♠ > ♥ > ♦ > ♣
役の強さを比較する場合は、マークの強さは関係ありません。マークの強さは、あくまでも順番を決めるときのみ使用します。
上の画像の例では、「A」が出たプレイヤー1(自分)のカードが一番強かったので、ディーラーボタンを置きます。
ディーラーボタンを置く人のポジション用語が「BTN」、その左側の席の人が「SB(ショートブラインド)」、その左側の席の人が「BB(ビッグブラインド)」です。
- BTN:ディーラーボタンを置く人(順番は一番最後)
- SB:ディーラーボタンの左側の人(順番は一番最初)
- BB:SBの左側の人(順番は2番目)
「SB」と「BB」になった人は、次のステップのブラインドで、決まったベット額を支払う必要があります。
STEP4:ブラインド(強制ベットをする)

ブラインドは、カードが配られる前に強制的にベットすることです。SBの人とBBの人は、必ずこのタイミングで決まったベット額を支払います。
例えば「10-20-40」のテーブルだった場合、
- SB:「20」を強制的にベット
- BB:「40」を強制的にベット
となります。
BBのベット額は、SBの2倍に設定されていることがほとんどです。
STEP5:カードが配られる

ブラインドが終わったら、SBのプレイヤーの場所から時計回りにカードが配られます。
カードを1枚ずつ×5週で、計5枚ずつです。カードはすべて伏せた状態で配られるので、他のプレイヤーのカードは見ることができません。
STEP6:1回目ベッティングラウンドとアクション

5枚のカードが配られたら、1回目のベッティングラウンドです。
SBとBBはブラインドでベット完了しているので、BBの左隣のプレイヤーから時計回りでアクションをします。上の画像の例では、プレイヤー4からスタートです。
ベッティングラウンドで選択できる主なアクション
ベット | チップを賭ける |
コール | 前にベットしたプレイヤーと同額を賭ける |
レイズ | 前にベットしたプレイヤーの倍以上を賭ける (一般的には倍以上を賭けますが、テーブルによってルールが違う) |
リレイズ | ラウンド内の2回目以降のレイズのことで、直前のプレイヤーのレイズ額の倍以上を賭ける |
オールイン | 手持ちのチップをすべて賭けること (コールの金額に満たなくても、オールインをすれば勝負に参加できる) |
チェック | ベットせずに次のプレイヤーに回す、パスをする (※そのラウンドで先にベットしたプレイヤーがいる場合はチェックできないので注意) |
フォールド | ゲームから降りる、負けが確定する |
なお、1回目ベッティングラウンドでは、すでにSBとBBのプレイヤーがベットしているので、チェックを選択できません。
1回目ベッティングラウンドで選択できるアクションは、「コール」「レイズ」「フォールド」のいずれかです。
ベッティングラウンドの終わり方

上の画像の例で解説すると、プレイヤー4からスタートして、プレイヤー1で1周したことになりますが、SBとBBもアクションできます。
なお、ラウンド内に「レイズ」をしたプレイヤーがいたら、そのプレイヤーを起点にもう一周します。
レイズするプレイヤーがなく、全員が同額ベットする状態で一周したら、ベッティングラウンド終了です。
プレイヤーがフォールドして、1人だけ残った場合は、残ったプレイヤーが勝利となり、ゲーム終了となり、すべてのチップを獲得できます。(→その場合、STEP9に進んでください。)
- 1回目ベッティングラウンドは、BBの左隣のプレイヤーからスタート
- 選択できるアクションは「コール」「レイズ」「フォールド」のいずれか
- 強制ベット済みのSBとBBもアクション可能
- レイズするプレイヤーがいたら、そこを起点にもう一周
- レイズするプレイヤーがいなくなるまで続く
STEP7:ドロー(カードを交換する)

1回目のベッティングラウンドが終了したら、カードを伏せたままの状態で交換をします。このことを「ドロー」と言います。
ドローも、BBの左隣のプレイヤー(例:プレイヤー4)からスタートです。
交換する枚数は自由で、捨てたカードと同じ枚数分、新しいカードを引きます。
すでに強い役が成立している場合は、カードを交換しなくても大丈夫です。
STEP8:2回目ベッティングラウンドとアクション

2回目のベッティングラウンドは、SBのプレイヤーを起点にアクションをします。
アクションの方法は1回目のベッティングラウンドの解説(STEP6)を参考にしてください。
2回目のベッティングラウンドは、最初のアクションを起こすSBがチェック(パス)を選択することも可能です。その後も、ベットする人が出るまで、BB以降のプレイヤーもチェックを選択できます。
レイズするプレイヤーがいなくなり、全員が同じ額をベットしたらラウンド終了となり、最終ステップで勝敗結果が出ます。
もし、フォールドするプレイヤーが多く、最後に1人のプレイヤーだけ残ったら、そのプレイヤーの勝利です。
STEP9:ショーダウン(カードをオープン)

2回目のベッティングラウンド終了後、各プレイヤーがベットしたすべてのチップを1ヶ所に集めます。(→ポットと言います。)
その後、残っているプレイヤー全員が手札をオープン。
そこで、役の強さを比較して、もっとも強い役を出せたプレイヤーが勝者です。勝者は、集められたチップをすべて獲得できます。
ドローポーカーが遊べるオンラインカジノは?

ドローポーカーは、複数のプレイヤー同士で勝負するというシステム上、オンラインカジノでは扱いにくく、ほとんど取り扱いがありません。
しかし、ポーカースターズのようにオンラインポーカーが遊べるオンラインカジノであれば、ドローポーカーで遊べます。
世界中のプレイヤーを相手に、ドローポーカーで勝負してみてはいかがでしょうか。

ドローポーカーのルール・まとめ
ドローポーカーは、複数のプレイヤー同士で行うポーカーです。
日本では、トランプでポーカーを遊ぶときには、ドローポーカーのルールを採用することが多いので、日本人には比較的なじみがあり、遊びやすくておすすめです。
ポーカースターズなど、オンラインポーカーが遊べるオンラインカジノであれば、ドローポーカーで遊べるので、このページでルールを確認しながら、ぜひ遊んでみてください。
- 5枚のカードで他のプレイヤーよりも強い役を作ったら勝ち
- すべてのカードは伏せられていて見えないので、駆け引きが勝敗を左右する
- ドローポーカーが遊べるオンラインカジノはポーカースターズ

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