グレートマーチンゲール法は、守備的なベットシステムであるマーチンゲール法に攻撃力を加えた破壊力抜群の投資法です。
マーチンゲール法の強化版ですから、リスクは大きくなりますが上手くハマれば大きなリターンを獲得できます。
この記事では、グレートマーチンゲール法の使い方やメリット・デメリットを中心に解説していきます。
グレートマーチンゲール法とは
グレートマーチンゲール法は、マーチンゲール法を改良した投資法です。
マーチンゲール法では、どこで勝利しても利益は最初の1単位のみですが、グレートマーチンゲール法は連敗時の賭け金にプラスαを加えることにより、利益を大きく増やすことができます。
特に
- 大負けした損失を一気に取り返したい
- 短時間で大きく稼ぎたい
という場合では威力を発揮します。
マーチンゲールの弱点である、破産・ベット額の上限(テーブルリミット)はグレートマーチンゲール法でも解消できませんが、「リスクを取っても大きく稼ぎたい」という人にはピッタリの賭け方です。
グレートマーチンゲール法を使った賭け方
続いて、グレートマーチンゲール法の手順や実践例を解説します。
グレートマーチンゲール法の使い方と手順
グレートマーチンゲール法の概要を以下にまとめました。
- 1単位あたりの賭け金を決める
- 1ゲーム目は1単位を賭ける。勝った場合は、負けるまで1単位を賭け続ける
- 負けた次ゲームでは、前ゲームの2倍に+αを足した金額を賭ける。(1単位が一般的)
- 以降は、勝つまで前ゲームの2倍に+αを足した金額を賭け続ける。勝ったらリセットして最初に戻る
マーチンゲール法では、賭け金を2倍ずつ上げていきますが、グレートマーチンゲール法では2倍+αを賭ける点が特徴です。
+αの金額は任意で決めてかまいませんが、マーチンゲール法よりも連敗時の賭け金の上がり方が急激なので、通常は1単位がおすすめです。
以下に、マーチンゲール法とグレートマーチンゲール法を比較しました。
ゲーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
賭け金 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 | 256 | 512 |
累計損益(負けた場合) | -1 | -3 | -7 | -15 | -31 | -63 | -127 | -255 | -511 | -1023 |
累計損益(勝った場合) | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
ゲーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
賭け金 | 1 | 3 | 7 | 15 | 31 | 63 | 127 | 255 | 511 | 1023 |
累計損益(負けた場合) | -1 | -4 | -11 | -26 | -57 | -120 | -247 | -502 | -1013 | -2036 |
累計損益(勝った場合) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
マーチンゲール法ではどこで勝っても1単位のままですが、グレートマーチンゲール法では1単位+α分が利益になるため、ゲーム数が多いほど利益も大きくなります。
ただし、賭け金の増え方が急激なので使い方には注意が必要です。
グレートマーチンゲール法のシミュレーション例
グレートマーチンゲール法の賭け方が分かったところで、さっそく実践してみましょう。
今回は、1単位を5ドル、+αは1単位分の5ドルに設定しました。
また、勝率50%、配当2倍のゲームということで、ルーレットの赤黒賭けを選びました。
それでは、実践開始です。
まず1ゲーム目、5ドルを「赤」に賭けます。

結果は「黒」だったので負け。累計損益は-5ドルです。
2ゲーム目からグレートマーチンゲール法を開始します。
2ゲーム目は、+α分の5ドルと、先ほど賭けた5ドルの2倍である10ドルを足した15ドルを「赤」に賭けます。

結果は「黒」だったので負け。15ドルは没収されて、累計損益は-20ドルです。
3ゲーム目では、+α分の5ドル、2ゲーム目の賭け金15ドルの2倍である30ドルを足した35ドルを「赤」に賭けます。

結果は「黒」だったので負け。35ドルを没収されて、累計損益は-55ドルになりました。
4ゲーム目では、+α分の5ドル、3ゲーム目の賭け金35ドルの2倍である70ドルを足した75ドルを「赤」に賭けます。

結果は見事に「赤」だったので的中。75ドルの2倍配当で150ドルが払い戻されました。
これで累計利益は20ドルになり、セット終了です。さらに続ける場合は、5ドルからスタートします。
今回の収支を表にしました。
ゲーム | 1 | 2 | 3 | 4 |
賭け金 | 5 | 15 | 35 | 75 |
勝敗 | × | × | × | ○ |
累計損益 | -5 | -20 | -55 | 20 |
4ゲーム目に勝てたので20ドルのプラスにできました。ちなみに、マーチンゲール法で同じ展開だと1単位の5ドルが利益になります。
グレートマーチンゲール法のメリット
グレートマーチンゲール法のメリットは、以下になります。
- マーチンゲール法よりも大きな利益を狙える
- 短時間で大きな利益を期待できる
- 連敗数に比例して利益が大きくなる
それぞれのメリットについて詳しく解説します。
マーチンゲール法よりも大きな利益を狙える
マーチンゲール法では、どこで勝利しても利益は1単位と決まっています。
連敗が続き、賭け金が100ドル、200ドルと大きくなっても勝った時の利益が小さいので「リスクとリターンが釣り合わない」という人も多いかと思います。
グレートマーチンゲール法では、成功すると1単位+αが獲得できるため、リスクに合ったリターンを狙えるといえるでしょう。
短時間で大きな利益を期待できる
マーチンゲール法やオスカーズグラインド法といった守備的な投資法は、セットが終了しても1単位ずつしか増えませんが、グレートマーチンゲール法は連敗時に+αを足して行くためセット終了の利益が大きくなるのが特徴です。
すべてのカジノゲームは、RTP(還元率)が100%を切っているわけですから、長く続けるほど負けるようにできています。
したがって、グレートマーチンゲール法のように短期勝ち逃げできる投資法は有効だといえるでしょう。
連敗数に比例して利益が大きくなる
グレートマーチンゲール法では、連敗時に前ゲームの賭け金の2倍に加えて、+αを足していきますから勝った時の利益は連敗が多いほど大きくなります。
賭け金が大きくなると不安になりますが、成功時のリターンは大きいわけですから、グレートマーチンゲール法を使う際は覚悟を決めることが大切です。
グレートマーチンゲール法のデメリット
グレートマーチンゲール法のデメリットは、以下の2つがあります。
- 余裕ある資金が必要
- ベット額の上限を超える可能性がある
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
余裕ある資金が必要
グレートマーチンゲール法では、直前での賭け金の2倍プラスαを賭けていきます。
連敗時にはあっという間に賭け金が大きくなるため、資金に余裕のある状態で使用することが必須です。
ベット額の上限を超える可能性がある
オンラインカジノのゲームでは、テーブルごとに賭けられる金額の上限(テーブルリミット)が決まっています。
もう一度、賭け金の増え方の表をご覧ください。
ゲーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
賭け金 | 1 | 3 | 7 | 15 | 31 | 63 | 127 | 255 | 511 | 1023 |
累計損益(負けた場合) | -1 | -4 | -11 | -26 | -57 | -120 | -247 | -502 | -1013 | -2036 |
累計損益(勝った場合) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
6連敗で100単位を超えますので、1単位を1ドルにしていても100ドル以上の損失を抱えます。
さらに、8連敗で500単位の損失ですから、その次のゲームではたとえ資金があってもテーブルリミットに引っかかると、その時点で負けが確定してしまいます。
グレートマーチンゲール法が使えるゲーム
グレートマーチンゲール法は勝率が50%で配当が2倍のゲームで使用できます。
勝率が五分五分のゲームでは、これまでご紹介したルーレットだけではなく、ブラックジャックやバカラといったゲームもあります。

こちらはブラックジャックですが、これもプレイヤーが勝つかディーラーが勝つかの2択のゲームです。
ただし、ブラックジャックはダブルアップやスプレッドがありますから、グレートマーチンゲール法にはオススメしません。
以下のゲームでの使用をオススメします。
グレートマーチンゲール法のまとめ
今回は、短時間で大きな利益を狙えるグレートマーチンゲール法を紹介してきました。最後に要点をまとめます。
- 負けた次ゲームで賭け金を2倍+αを賭ける
- 連敗が続くほど勝った時の利益が大きい
- 連敗すると賭け金が急激に跳ね上がる
- 短期勝ち逃げがおすすめ
- 破産とベット額の上限を超えるリスクがあるので、1単位の賭け金を大きくしすぎない

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