ココモ法は、マーチンゲール法の考え方を3倍配当のゲームに応用した投資方法です。
自然界の神秘といわれるフィボナッチ数列を元にしており、連敗時の賭け金の増え方も比較的緩やかなので、多くのカジノプレイヤーに利用されています。
ココモ法とは
損失額を回収できる投資法と言えば、マーチンゲール法やグランマーチンゲール法などがありますが、その多くはバカラやルーレットの赤黒など2倍配当のゲームを前提に作られています。
一方、3倍配当のゲームを対象に作られたマネーシステムが、今回紹介するココモ法です。
これらの投資法に共通しているのは、膨らんだ損失をローリスクで回収し、なおかつ利益も上乗せして賞金を獲得する点にあります。
以前ご紹介したグランマーチンゲール法は、ゲームに負けた場合に賭け金を2倍+αで賭けていき、損失を一気に回収するだけではなく、そこに利益も上乗せで賞金を手に入れられるスタイルでした。グランマーチンゲール法と比較すると、ココモ法はさらにローリスクでハイリターンが狙える優秀な投資法です。
しかし、注意点としては、マーチンゲール系に共通する賭け金が増えていくシステムとなっているため、ゲーム数が重なればそれだけリスクも増えてくることがあります。
デメリットをよく理解した上で使用するようにしてください。
ココモ法を使った賭け方
ココモ法は3倍配当のゲームに有効なので、一般的にはルーレットのダズンベットやコラム(カラム)ベットに使用します。

どちらの賭け方も勝率は37分の12(約32.4%)で配当は3倍です。
ココモ法の使い方と手順
それでは、ココモ法の使い方と手順を解説します。マーチンゲール法では、負けた次ゲームからスタートしますが、ココモ法は2連敗してからがスタートになります。
- 1単位当たりの賭け金を決める。ここでは、1単位=1ドルとします。
- 1ゲーム目は、1ドルを賭ける。
- 2連敗するまでは、1ドル賭け続ける。
- 2連敗後の次ゲームでは、前ゲーム+前々ゲームの合計金額を賭ける。この場合は、1+1=2ドル。
- 3連敗後の次ゲームも、前ゲーム+前々ゲームの合計金額を賭ける。この場合は、1+2=3ドル。
- 以降も同様に、前ゲーム+前々ゲームの合計金額を賭けていき勝った時点でそのセットは終了し、①に戻る。
ベット額と利益・損失を表にしましたのでご確認ください。
ゲーム数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
ベット額 | 1 | 1 | 2 | 3 | 5 | 8 | 13 | 21 | 34 | 55 |
負けた場合の累計損失 | -1 | -2 | -4 | -7 | -12 | -20 | -33 | -54 | -88 | -143 |
勝った場合の累計損失 | 2 | 1 | 2 | 2 | 3 | 4 | 6 | 9 | 14 | 22 |
最下段の「勝った場合の累計損失」を見るとお分かりのように、ココモ法で連敗が続くほど勝った時の利益が大きくなる点が特徴です。
ココモ法のシミュレーション例
では、ココモ法の賭け方について見ていきましょう。ココモ法では、ルーレットのアウトサイドベットエリアを使用していきます。

ダズン・ベットでは数字の「1」から「12」に賭けられる「1st12」、数字の「13」から「24」に賭けられる「2nd12」、数字の「25」から「36」に賭けられる「3rd12」の3種類あります。
コラム・ベットでは数字の「3、6、9、12、15、18、21、24、27、30、33、36」に賭けられる上段、数字の「2、5、8、11、14、17、20、23、26、29、32、35」に賭けられる中段、数字の「1、4、7、10、13、16、19、22、25、28、31、34」に賭けられる下段があります。
これらのダズン・ベットとコラム・ベットを活用していくのがココモ法です。
ココモ法を使用するタイミングは2連敗を記録してからスタートとなります。つまり、最短でも3ゲーム目からの使用となり、1ゲームと2ゲームの賭け金は任意で構いません。
2連敗を記録した後のゲームでは、直前の2ゲームの賭け金を足した数字を賭け金とします。また、ココモ法をやめるタイミングですが、勝利した時点で一度リセットさせます。
文章だけでは分かりづらいという方のために、実践したプレイ画像をもとに見ていきましょう。
まずは、1ゲーム目です。賭ける金額を1ドルに設定し、ダズン・ベットの「1st12」に賭けてゲームをスタートします。

結果は「赤の30」でしたので、該当するのはダズン・ベットの「3rd12」です。
賭けた1ドルは没収されてしまうため、これで累計損益は-1ドルとなります。
まだ現状では1敗しただけですので、ココモ法の使用はできません。
続いて2ゲーム目にまいります。
2ゲーム目では、1ゲーム目と同様に「1st12」に1ドルを賭けていきます。

結果は「赤の25」でしたので、該当するのはダズン・ベットの「3rd12」です。
1ドルを賭けたのは「1st12」でしたので、残念ながら負けてしまいました。
これで1ドルは没収されてしまうため、累計損益は-2ドルとなります。
2ゲーム目でも負けてしまい、これで2連敗を記録してしまいましたので、次の3ゲーム目からはココモ法が使えます。
続いて3ゲーム目にまいります。
3ゲーム目では、1ゲーム目と2ゲーム目で1ドルずつの2ドルを賭けましたので、ここでは2ドルを「1st12」に賭けていきます。

結果は「赤の16」でしたので、ダズン・ベットでは「2nd12」が当たりとなります。
賭けたのは「1st12」でしたので、残念ながら負けてしまいました。
賭けた2ドルは没収されてしまい、これで累計損益は-4ドルとなりました。
連敗が続いているため、次の4ゲーム目でもココモ法を使用していきます。
続いて4ゲーム目にまいります。
4ゲームでも直前の2ゲームの賭け金を足した数字を賭けていきます。
賭ける金額は、2ゲーム目の1ドルと3ゲーム目の2ドルを足した3ドルを「1st12」に賭けます。

結果は「黒の10」でしたので、見事にダズン・ベットの「1st12」が的中しました。
3ドルを賭けて配当は3倍の9ドルが手に入りますので、賭けた3ドルを差し引き6ドルが利益となります。
これで累計損益は+2ドルとなります。
4ゲーム目でココモ法を使用し勝つことができましたので、投資法をストップさせます。
もう一度ココモ法を使用する場合には、1ゲームからの手順を繰り返してください。
結果を見てみると、これまでの損失分をすべて回収し2ドルの利益を獲得できました。
このように、ココモ法は限りなくリスクをおさえながら、プラスの利益も獲得できる夢のような投資法です。
マイナスの損失が重なり右にも左にも行けないような状況になってしまった場合には、ぜひココモ法で一発逆転を狙ってみてください。
ココモ法のメリット
ココモ法には、以下のようなメリットがあります。
- 勝率が悪くても1回の勝利で利益が出る
- マーチンゲール法のように、賭け金が急激に跳ね上がらない
- ゲーム数がすすむに連れて勝ったときの利益が大きい
勝率が悪くても1回の勝利で利益が出る
ココモ法は、ルーレットのダズンベット、コラムベットのような3倍配当のゲームに有効です。収支をプラスにするためには、勝率33.3%以上が必要ですが、ダズンベット、コラムベットともに勝率は37分の12(約32.4%)ですから、理論上はゲームを続ければ続けるほど少しずつ資金が減っていくことになります。
しかし、ココモ法を使えば勝率が低くても1勝すれば利益が出るのです。
マーチンゲール法のように、賭け金が急激に跳ね上がらない
マーチンゲール法では、連敗時に賭け金が2倍ずつ増えていきますが、ココモ法では前ゲームと前々ゲームの合計金額を賭けます。両者の賭け金の増え方を比較してみましょう。
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
賭け金 | 1 | 2 | 4 | 8 | 16 | 32 | 64 | 128 |
累計損失 | 1 | 3 | 7 | 15 | 31 | 63 | 127 | 255 |
回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
賭け金 | 1 | 1 | 2 | 3 | 5 | 8 | 13 | 21 |
累計損失 | 1 | 2 | 4 | 7 | 12 | 20 | 33 | 54 |
連敗数が増えるにしたがって、累計損失の開きがどんどん大きくなっていくのが分かりますね。
ゲーム数が進むにつれて勝ったときの利益が大きい
ゲーム数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
ベット額 | 1 | 1 | 2 | 3 | 5 | 8 | 13 | 21 | 34 | 55 |
負けた場合の累計損失 | -1 | -2 | -4 | -7 | -12 | -20 | -33 | -54 | -88 | -143 |
勝った場合の累計損失 | 2 | 1 | 2 | 2 | 3 | 4 | 6 | 9 | 14 | 22 |
ココモ法では、連敗が続くほど勝った時のリターンが大きくなる点がメリットです。マーチンゲール法だと、どこで勝っても利益は最初の1単位というのが弱点ですが、ココモ法はリスクに見合ったリターンを期待できます。
ココモ法のデメリット
カジノの控除率(手数料)を上回れる完璧なマネーシステムは存在しませんから、ココモ法にも弱点はあります。
- ベット額の上限を超える可能性がある
- 勝率が低いため連敗する確率が高い
- 賭け金の計算を間違えやすい
ベット額の上限を超える可能性がある
ココモ法の最大のデメリットは、賭けられる金額には限界があるということです。
各ゲームにおいてミニマムベットとマキシマムベットがあり、これはプレイする上で必要最低限として賭けなければならない金額と、最大でもここまでしか賭けられない金額を表しています。

ルーレットの最大賭け金は500ドルと赤枠で表示されていますが、3倍配当であるコラム・ベットやダズン・ベットに関しては、最高でも200ドルまでと異なります。この200ドルがダズン・ベットにおいて賭けられる最大金額ですので、連敗が続き賭け金が増えていった場合に、この200ドルを超える金額は賭けられません。
つまり、1ドルで賭けていった場合に、賭け金がちょうど200ドルとなる13ゲーム目までに勝利できないと、結果的には損失を一気に回収することが不可能だということです。
勝率が低いため連敗する確率が高い
マーチンゲール法は勝率約50%のゲームに使用しますから、約2回に1回は勝てる計算になります。一方、ココモ法は勝率約32%なので連敗する確率が高くなります。
ココモ法とマーチンゲール表の連敗確率を比較してみました。
連敗確率(約) | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
マーチンゲール法 | 48.65% | 23.67% | 11.51% | 5.6% | 2.72% | 1.33% | 0.64% | 0.31% |
ココモ法 | 67.57% | 45.65% | 30.85% | 20.84% | 14.08% | 9.52% | 6.43% | 4.34% |
ココモ法では、約25回に1回は8連敗する計算ですから。その分、賭け金が大きくなりやすく資金がパンクするリスクがある点にご注意ください。
賭け金の計算を間違えやすい
賭け金を単純に2倍にしていけばいいマーチンゲールと違い、ココモ法では前ゲームと前々ゲームの賭け金を足していくため、賭け金を間違えやすいというデメリットがあります。
特に、ライブルーレットだとベット時間が迫ってくると焦って計算ミスをしてしまう可能性があります。
ココモ法が使えるゲーム
ココモ法はルーレットのダズン・ベットやコラム・ベットのように、3倍配当のゲームで使える投資法です。

損失を回収するためのマネーシステムですので、負けている場合にのみ使用してください。賭け金のリミットはありますが、それでも勝率の高さと一発逆転の威力を考えると、負けているときにこそ使わない手はないでしょう。
損失が膨らみ困ったときにこそ、このココモ法を思い出してみてください。
ココモ法のまとめ
今回は、リスクとリターンのバランスが取れたマネーシステムであるココモ法を紹介してきました。最後に要点をまとめます。
- ルーレットのダズンベット、コラムベットのような3倍配当のゲームに使える。
- 2連敗してからスタートし、前ゲーム+前々ゲームの賭け金を足した金額を賭け続け、勝ったらリセットして最初に戻る。
- 連敗が続くほど勝った時の利益が大きくなる
- 賭け金の増え方は緩やかだが、勝率が低いため連敗が続くとテーブルリミットを超えるリスクがある点に注意。
- 計算ミスをしないよう賭け金の表を作ったり、賭け金を間違えないよう練習してから実戦で使う。

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