オンラインカジノでマーチンゲール法は禁止されているのでしょうか?
その答えを徹底調査し、これから解説していきます。
マーチンゲール法とは、
- ギャンブルで利用する戦略の1つ、やり方が簡単で取り入れやすい
- 連敗しても1回勝利をすれば損失を取り戻せる方法として取り入れる人が多い
- 1回勝てばいいのでオンラインカジノで禁止されているのか?と疑問を抱く人が多い
といった特徴があります。
このページでは、オンラインカジノのマーチンゲール法について
- 「禁止されているのか?」の回答
- マーチンゲール法とは何か(やり方、例、使えるゲーム、確率)
- マーチンゲール法が禁止されない理由
のことを詳しく解説します。
オンラインカジノでマーチンゲール法は禁止?

結論から言うと、オンラインカジノでマーチンゲール法は禁止されていません。
マーチンゲール法が禁止されていないということは、「必ず勝てる方法ではない」「運営側はマーチンゲール法を使われても損をしないのではないか?」とも推測できます。
マーチンゲール法はプレイヤーにとって有利な方法なのかを検証するために、まずはマーチンゲール法についてより詳しく解説します。
マーチンゲール法とは?

マーチンゲール法とは、ギャンブルの戦略の1つです。
ただし、必ず勝てる方法ではないので、必勝法ではありません。
マーチンゲール法のやり方
『基本的な』マーチンゲール法のやり方はシンプルです。
- 2倍の配当に賭ける
- 負けたらベット額を2倍にして次のゲームに賭ける
勝負に勝つまでこの方法を続けていれば、勝ったときに損失を取り戻して利益が出ます。
『基本的な』やり方以外には、3倍の配当に賭ける方法など、マーチンゲール法の進化版ともいえるやり方がいくつかあります。
しかし、その分リスクが高くなり損をする可能性も高くなるので、ギャンブル上級者向けです。
こちらでは、基本的なマーチンゲール法の2倍の配当に賭ける方法について紹介します。
マーチンゲール法の例
例として、ルーレットの赤/黒ベットを$1でスタートした場合を表にまとめました。
回数 | ベット額 | 勝敗結果 | 累計損益額 |
1 | $1 | 負け | -$1 |
2 | $2 | 負け | -$3 |
3 | $4 | 負け | -$7 |
4 | $8 | 負け | -$15 |
5 | $16 | 勝ち | $1 |
上の表の例では、勝利したときにはこれまでの損失がなくなりますが、利益は$1でした。
このように、マーチンゲール法は負け続けたときの出費が大きいのですが、勝ったときのリターンは少ないため、ハイリスクローリターンの方法だと言えます。
マーチンゲール法が使えるゲームの種類・ベット方法
- ルーレットでは「赤/黒」「EVEN/ODD」「1-18/19-36」のいずれかにベット
- マネーホイール(例:Evolutionのクレイジータイムやドリームキャッチャーなど)では「ペイアウト1X」にベット
- シックボーでは「大/小」「奇数/偶数」のいずれかにベット
- ブラックジャック、バカラのプレイヤーベット(*1)、ドラゴンタイガー、フットボールスタジオ等、その他配当が2倍のベットに適用可能
マーチンゲール法で連敗する確率
マーチンゲール法は連敗し続けても、その後1度の勝利でこれまでの損失を取り戻せるという方法です。
それでは連敗する確率はどれくらいなのか、回数ごとに見ていきましょう。
連敗の回数 | 連敗の確率 | 連敗の回数 | 連敗の確率 | |
1 | 50.00% | 6 | 1.563% | |
2 | 25.00% | 7 | 0.781% | |
3 | 12.50% | 8 | 0.391% | |
4 | 6.25% | 9 | 0.195% | |
5 | 3.125% | 10 | 0.098% |
あくまでも理論上ですが、10連敗する確率は0.098%です。おおよそ、100,000人に1人は10連敗すると考えられます。
しかし本当の勝率は50%より低いので注意
例えばルーレットの赤/黒賭け等の配当が2倍のベットの場合、勝率50%ではありません。
シングルゼロ(0)のヨーロピアンルーレットとフレンチルーレットの勝率は48.6%、ダブルゼロあり(0・00)のアメリカンルーレットの勝率は47.3%です。
バカラの場合は、プレイヤーベットの勝率は44.62%です。バンカーベットの勝率は45.86%ですが、勝利してもコミッション5%が引かれてしまいます。
タイベットの可能性も約9%ほどあるので、勝率は50%を下回ります。
プレイヤーベットの負ける確率を55%だとして計算すると、負け続ける確率は、
連敗の回数 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ・・・(省略) | 10 | |
連敗の確率 | 55% | 30.2% | 16.6% | 9.1% | 5.0% | ・・・(省略) | 0.2% |
勝率50%で計算したときには、10連敗の確率は0.098%でしたが、今回の計算では10連敗する確率は0.2%まで上がってしまいました。
理論上では、1,000人に2人(500人に1人)は10連敗するということになります。
単純に50%で計算したときには、10連敗するのは10万人に1人だったのに、実際のゲームの勝率に当てはめると500人に1人ということになりました。
オンラインカジノでマーチンゲール法が禁止されない理由は?

一度でも勝てば利益が出るなら、マーチンゲール法を使われたらカジノ側は損をするのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
マーチンゲール法を使われたとしても、カジノ側が儲かる仕組みができています。だから、オンラインカジノでマーチンゲール法が禁止されないのです。
その理由をこれから解説します。
連敗したら資金がなくなる
マーチンゲール法で負けると2倍ベットになるので、連敗し続けると出費も増え続けます。
どれくらい出費(累計ベット額)が増えていくのか、表にまとめました。わかりやすく100円でスタート、勝率50%だと仮定します。
回数 | ベット額 | 勝敗結果 | 確率 | 損益合計額 |
1 | 100円 | 負け | 50.00% | -100円 |
2 | 200円 | 負け | 25.00% | -300円 |
3 | 400円 | 負け | 12.50% | -700円 |
4 | 800円 | 負け | 6.25% | -1,500円 |
5 | 1,600円 | 負け | 3.125% | -3,100円 |
6 | 3,200円 | 負け | 1.563% | -6,300円 |
7 | 6,400円 | 負け | 0.781% | -12,700円 |
8 | 12,800円 | 負け | 0.391% | -25,500円 |
9 | 25,600円 | 負け | 0.195% | -51,100円 |
10 | 51,200円 | 負け | 0.098% | -102,300円 |
100円ベットから始まりましたが、10連敗したときには累計で10万円以上の損失となりました。
つまり、10連敗した場合、最低でも10万円の資金を持っていないと、マーチンゲール法による勝利を手にできません。
さらに損失が続くと、2倍ベットの影響で損失額が桁違いに増えることになります。
続けて、11連敗~20連敗したと仮定して、累計でどれだけ損失額が増えるのかを見ていきましょう。
回数 | ベット額 | 勝敗結果 | 確率 | 損益合計額 |
11 | 102,400円 | 負け | 0.049% | -204,700円 |
12 | 204,800円 | 負け | 0.024% | -409,500円 |
13 | 409,600円 | 負け | 0.012% | -819,100円 |
14 | 819,200円 | 負け | 0.006% | 1,638,300円 |
15 | 1,638,400円 | 負け | 0.003% | -3,276,700円 |
16 | 3,276,800円 | 負け | 0.0015% | -6,553,500円 |
17 | 6,553,600円 | 負け | 0.0008% | -13,107,100円 |
18 | 13,107,200円 | 負け | 0.0004% | -26,214,300円 |
19 | 26,214,400円 | 負け | 0.0002% | -52,428,700円 |
20 | 52,428,800円 | 負け | 0.0001% | -104,857,500円 |
回数を重ねるほど2倍ベットの影響が大きくなり、20連敗したときには、なんと1億円を超えるほど累計損失額が膨れ上がってしまいました。
つまり、20連敗したときには、1億円を超える資金がないといけないことになります。
お金に困っていない裕福なギャンブラーでない限り、不可能でしょう。
連敗したらプレイヤーは損切りが必要になる
連敗し続けると資金がなくなってしまい、途中で損切りをするしかなくなります。
前述したとおり、100円ベットでスタートしたとしても、10連敗をしたら10万円超、20連敗をしたら1億円超の累計損失額となってしまいます。
資金が底をついてしまったら、途中でゲームを終えるしか方法はありません。
底をつく前に損切りをして、決して借金を抱えることのないようにしましょう。
カジノゲームにはテーブルリミット(ベット上限)がある
資金が底をつく前に、強制的にゲームを終えるしかないケースもあります。
カジノゲームにはテーブルリミット(ベット上限額)が設定されているからです。
例えば、ベット上限額が10万円だった場合、10連敗まではできますが、11連敗になるとベット上限額を超えてしまうので、ベットできません。
システム上、マーチンゲール法終了となります。
ハウスエッジにより長くプレイするとプレイヤーが負ける
運営側に取り分がないと、カジノの運営が成り立ちません。そのため、カジノゲームには必ず『ハウスエッジ(控除率)』があります。
- ハウスエッジ(控除率):運営側の取り分を数値化したもの
- ペイアウト率(還元率):プレイヤーが勝利できる確率
数値はゲームによって差がありますが、オンラインカジノゲームのペイアウト率の平均は95%~97%。逆に、ハウスエッジは3%~5%くらいです。
理論上では、長くプレイするほど数値に近い結果になります。
理論上では、累計10,000円ベットで、プレイヤーは9,700円の払い戻し、カジノ側は300円の儲けになることを意味します。
このように、長くプレイするとプレイヤーが損をすることになり、カジノ側の儲けが増えるということです。
運営側が儲かる仕組みができている
- 連敗したらプレイヤーの資金がなくなる
- 連敗をして資金がなくなったら、プレイヤーは損をしたままゲームを終了するしかない
- 連敗したらカジノゲームのベット上限額に到達してしまうのでマーチンゲール法を続けることができない
- そもそもカジノゲームにはハウスエッジがあるので、理論上ではカジノ側が儲かるようになっている
これらの理由により、プレイヤーがマーチンゲール法を使ってプレイしたとしても、結局はカジノ側が儲かるようになっています。
そのため、オンラインカジノではマーチンゲール法を禁止していません。
「オンラインカジノでマーチンゲール法は禁止?」のまとめ
プレイヤーがマーチンゲール法を使用したとしても、カジノ側が儲かるようになっているので、マーチンゲール法を禁止していません。
そうはいっても、結局はギャンブルなので、プレイヤーが勝って大きな利益を得られる可能性もあります。
興味がある人は、一度マーチンゲール法を試してみてはいかがでしょうか。
- マーチンゲール法とは、2倍の配当に賭け、負けたら2倍ベットを続けていき、1度勝利したら損失を取り戻して利益を得られる方法
- オンラインカジノでは禁止されていない
- カジノ側が儲かる仕組みができているのでマーチンゲール法は禁止されない

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