オスカーズグラインド法は、堅実にコツコツと資金を増やしたい人におすすめの投資法です。
複雑な計算式を覚える必要はなく、破産の確率も低いためオンラインカジノを投資と考えている人にも愛用されています。
1.オスカーズグラインド法とは
バカラやルーレットの赤黒など、確率が約50%のゲームをプレイしていると、必ずどちらかに出目が偏る画面が出現します。バンカーの5連勝、赤や奇数が7回連続など。
マーチンゲール法やココモ法など追い上げ型の投資法は、負けると次のゲームで賭け金を上げるシステムになっているため、出目が偏る画面で賭け金が大きくなり、引き際を間違えると破産するリスクを持っています。
オスカーズグラインド法は、このような連敗時の破産リスクを抑えるために考案された投資法で
- 連敗時は賭け金を上げない
- 勝った次のゲームで賭け金を上げる
というシステムになっています。
オスカーズグラインド法を使った賭け方
ここからは、オスカーズグラインド法の具体的な手順の解説に入ります。
オスカーズグラインド法の使い方と手順
まず、オスカーズグラインド法の基本的な手順をまとめました。
- 1単位の賭け金を決める。
- 1ゲーム目は、1単位を賭ける。勝った場合は、セット終了。
- 負けた場合は2ゲーム目も1単位を賭け、勝つまで1単位を賭け続ける。
- 勝った場合は、次のゲームで1単位を増やし2単位を賭ける。
- 以降は、負けたら前ゲームと同じ賭け金、勝ったら賭け金を1単位増やすを繰り返し、収支が±0、またはプラスになった時点でセットが終了。
オスカーズグラインド法は、負けた次のゲームで賭け金を据え置きにすることで、落ち着いてプレイできる点が大きな特徴です。
セットを終了させるタイミングですが、利益が出た場合と±0の2通りのパターンがあります。
ゲーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
賭け金 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 |
勝敗 | ○ | × | × | × | ○ | × | ○ | ○ |
累計損益 | -1 | -2 | -3 | -2 | -4 | -2 | 1 |
ゲーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
賭け金 | 1 | 1 | 1 | 1 | 2 |
勝敗 | × | × | × | ○ | ○ |
累計損益 | -1 | -2 | -3 | -2 | 0 |
収支表を見ればお分かりの通り、オスカーズグラインド法は勝率50%以下でも利益が出るという特長もあります。
オスカーズグラインド法のシミュレーション例
今回はヨーロピアンルーレットを使用し、「赤黒賭け」で実践します。
まず最初に1単位当たりの金額を決めます。任意の金額で構いませんが、金額が大きくなればなるほどリスクは上がるため、慣れるまでは少額からスタートさせることをオススメします。
ここでは1単位を10ドルで設定します。
「赤」に1単位の10ドルを賭けます。

結果は「黒の10」でしたので、負けました。
※累計損益:-10ドル
1ゲーム目で負けたので、2ゲーム目の賭け金は同じ1単位の10ドルです。
ここでも「赤」に1単位の10ドルを賭けます。

結果は「赤の19」だったので的中です。
10ドルを賭けて配当2倍の20ドルが払い戻されたので、利益は10ドルとなります。
これで累計損益は±0ドルとなりました。
利益がプラス、または±0になった時点でセットを終了させます。
次にゲームを始める場合には、新たに2セット目として1単位からやり直します。
2セット目も、賭け金は1単位の10ドルからスタートします。
「赤」に10ドルを賭けます。

結果は「黒の17」だったので負けです。
累計損益:-10ドル。
前ゲームが負けだったので、賭け金は同じ1単位です。
「赤」に1単位の10ドルを賭けます。

結果は「黒の24」だったので今回も負けです。
累計損益:-20ドル。
5ゲーム目も賭け金は1単位の10ドルです。
「赤」に10ドルを賭けます。

結果は「赤の34」で的中したので、配当2倍の20ドルが払い戻されました。
累計損益:-10ドル。
6ゲーム目は、直前の5ゲーム目で勝利したため、賭け金を2単位20ドルへと変更します。
20ドルを「赤」に賭け、「赤の14」だったので的中です。
20ドルの2倍配当で40ドルが払い戻されました。
これで累計損益は+10ドルとなったので、セットが終了です。
今回の収支を表にしました。
ゲーム | 賭け金 | 結果 | 払い戻し | 累計損益 |
1 | 10 | × | 0 | -10 |
2 | 10 | ○ | 20 | 0 |
3 | 10 | × | 0 | -10 |
4 | 10 | × | 0 | -20 |
5 | 10 | ○ | 20 | -10 |
6 | 20 | ○ | 40 | 10 |
オスカーズグラインド法のメリット
オスカーズグラインド法のメリットは、以下になります。
- 破産のリスクを抑えられる
- セットが終わると収支がイーブンまたはプラスになる
- 勝率が50%を切っても利益が出る
破産のリスクを抑えられる
オスカーズグラインド法の特長はローリスクローリターンという点です。連敗が続いても賭け金を上げないため、マーチンゲール法のようにヒヤヒヤしながらプレイするということがありません。また、「連敗が続いて熱くなり、資金を全部溶かしてしまった。」というリスクも避けることができます。
ギャンブルにおいて、もっとも重要なことは「資金をパンクさせない」ことです。オスカーズグラインド法を使えば、破産のリスクを小さくできます。
セットが終わると収支がイーブンまたはプラスになる
数ある投資法の中には、セットが終了しても収支がマイナスになってしまう賭け方もあります。しかし、オスカーズグラインド法は成功時には必ず収支が±0またはプラスになります。したがって、安定して資金を増やすことが可能です。
勝率が50%を切っても利益が出る
オスカーズグラインド法は、展開によっては勝率5割以下でセットが終了する場合もあります。しかし、セットを終了した時点では収支は必ず±0か利益が出た状態になりますから、勝率50%を切っても利益を出すことが可能です。
オスカーズグラインド法のデメリット
オスカーズグラインド法のデメリットは、以下になります。
- 短時間で資金を大きく増やせない
- 連勝しないとセットが終わらない
短時間で資金を大きく増やせない
オスカーズグラインド法は、最初に連勝した場合でも賭け金は1単位のままです。
5連勝した場合の利益の伸び方をパーレイ法と比較してみましょう。
1勝 | 2連勝 | 3連勝 | 4連勝 | 5連勝 | |
パーレイ法 | 1 | 3 | 7 | 15 | 31 |
オスカーズグラインド法 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
パーレイ法なら5連勝で31単位も増えますが、オスカーズグラインド法は5単位しか増えません。リスクを抑えながら利益を増やす投資法なので仕方がないですが、「一気に資金を増やしたい」という人だと、物足りないと思うかもしれないですね。
連勝しないとセットが終わらない
オスカーズグラインド法は、最後に連勝しないとセットが終わりません。こちらのシミュレーション例をご覧ください。
ゲーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
賭け金 | 1 | 1 | 1 | 2 | 2 | 3 | 3 | 4 |
勝敗 | × | × | ○ | × | ○ | × | ○ | × |
収支 | -1 | -2 | -1 | -3 | -1 | -4 | -1 | -5 |
ゲーム | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
賭け金 | 4 | 5 | 5 | 6 | 6 | 7 | 7 | 8 |
勝敗 | ○ | × | ○ | × | ○ | × | ○ | × |
収支 | -1 | -6 | -1 | -7 | -1 | -8 | -1 | -9 |
このように、1勝1敗が続くとセットが長引いてしまいます。ここまで極端なパターンは珍しいですが、ギャンブルは何が起こるか分かりません。
対策としては、
- 勝った次ゲームで賭け金を上げずにプレイする
- 収支が-1になった時点で「このセットは流れが悪い」と判断して損切りする
などが挙げられます。どちらも一長一短なので、プレイヤー自身が判断してください。
オスカーズグラインド法が使えるゲーム
オスカーズグラインド法は、勝率が50%で配当が2倍のゲームで有効な投資法です。
今回ご紹介したルーレット以外だと、ブラックジャックやバカラなどが当てはまります。

ブラックジャックはより「21」に近い手札をそろえたほうが勝ちとなる、勝率が50%のゲームです。

オスカーズグラインド法のまとめ
今回は、コツコツと安定して資金を増やすことが可能なオスカーズグラインド法を紹介してきました。最後に要点をまとめます。
- 負けた次ゲームでは賭け金はそのまま、勝った次ゲームで賭け金を上げる
- ローリスクローリターンで破産のリスクが少ない(少ない資金でも始められる)
- 勝率5割以下でも利益を残せる
- 短時間で一気に資金を増やすことはできない
- 1勝1敗が続くとセットが終わらない

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